今月のキーポイント
診療日・診療時間の再考―患者の受診行動に合わせた診療スタイルの変更
増患の視点から診療日・診療時間を再検討しよう!
2012年4月17日、日医総研は『日本の医療に関する意識調査』を発表した。同調査は「日本の医療に対する国民の意識を把握し、国民が望む医療を検討するための基礎データを収集する」のが目的でスタートし、今回が第4回目の調査となる。 ・・・もっと見る
医療機関の消費税「課税」議論~損税解消に向けて「一歩前進」となるか!消費税の課税問題~
「課税のあり方」については中医協で本格的な議論
消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法は、紆余曲折があったものの8月10日、参院本会議で民主、自民、公明3党等の賛成多数で可決。ようやく成立の運びとなった。 ・・・もっと見る
病院のサービス残業の是正~「サービス残業は当たり前」の組織風土がトラブルを生む~
まずは厳格なタイム・マネジメントの徹底から始めよう!
平成22年10月、全国の労働基準監督署は平成21年4月から1年間に、残業に対する割増賃金が不払いになっているとして、労働基準法違反で是正指導した事案のうち、1企業当たり100万円以上の割増賃金が支払われた事案の状況をまとめた。 ・・・もっと見る
2012年度診療報酬改定の意図するもの―[5]認知症ケア
認知症施策5ヵ年計画の「布石」、患者が重度でも住みなれた自宅で暮らせる仕組みづくり
前回、「感染防止対策加算1」に関しては「届出可能な病院は大学病院等に限られ、体制整備に時間がかかるのではないか」と書いたが、その後いくつかの病院を取材すると、予想よりも各病院の動きは早く、大学病院や国公立病院の大半は4月中に届出。 ・・・もっと見る
2012年度診療報酬改定の意図するもの―[4]退院調整・感染防止対策・その他の項目編
感染防止も病病連携により地域全体で取り組む、全ての病院に「退院調整」機能が必要不可欠の時代へ
「病院勤務医の負担軽減及び処遇改善」に係わる新機軸として、病院薬剤師の病棟業務を評価した「病棟薬剤業務実施加算」(100点)が新設された。これは全ての病棟が対象で、「十分な時間として1病棟・1週当たり20時間」と規定している。 ・・・もっと見る
2012年度診療報酬改定の意図するもの―[3]一般病棟入院医療
2025年に向けて「7対1」を中心とした一般病棟再編、将来は全一般病棟に重症度・看護必要度必須か
今回は主に、2012年診療報酬改定の一般病棟や急性期の入院医療に関する項目を取り上げたいと思う。まずは、3月18日に開催された「じほう診療報酬改定セミナー」における鈴木康裕氏の基調講演で、興味深い発言があったので、ご紹介したい。 ・・・もっと見る
2012年度診療報酬改定の意図するもの―[2]在宅医療と緩和ケア医療
2025年は「在宅医療が主流」の時代が到来、在支病届出が中小病院の生き残り策に
今回の診療報酬改定では、約5500億円の財源のうち約1500億円が「在宅医療の充実」に重点配分された。厚生労働省は将来に向けた方向性イメージに基づき、2025年の在宅医療利用者の数を、現在の1.4倍程度に見込んでいる。 ・・・もっと見る
2012年度診療報酬改定の意図するもの―[1]外来診療編
『社会保障と税の一体改革』の議論が色濃く反映、地域医療全体の機能分化と再編を誘導
「2012年診療報酬改定」の全貌が明らかになった。今回の改定は2000年に公的介護保険制度が導入されてから二度目となる介護報酬との同時改定となり、「医療と介護の役割分担と連携」という点で、非常に興味深い改定となった。 ・・・もっと見る
【事例研究レポート】病院による在宅療養支援診療所のサテライト展開
病院が経営主体で運営することにより、医療機関・患者の「選択肢」が拡がっていく
目前に控えた2012年度診療報酬・介護報酬同時改定の概要が、徐々に明らかになりつつある。次回改定で注目すべきポイントとして、地域におけるネットワーク強化の観点から、在宅医療に対する拡充評価が推し進められる見込みだ。 ・・・もっと見る
認知症地域連携パスの行方
「一方向型」から、双方向の「循環型」へ、疾患ごとに動き出した地域連携パス
厚生労働省は地域連携パスを巡る評価として、最初に2006年診療報酬改定で、熊本市地域でいくつかの医療機関が採用していた地域連携パスをモデルに、「地域連携診療計画管理料」(900点)と「地域連携診療計画退院時指導料」(600点)を新設。 ・・・もっと見る