今月のキーポイント
2016年診療報酬改定を占う(4)
~大病院外来受診抑制の流れが更に強化、主治医機能普及のために要件緩和~
現実に在宅医療に特化した「在宅医療専門診療所」が2016年から誕生することになりそうだが、2006年に創設された「在宅療養支援診療所」(在支診)が既に存在し、現在は“機能強化型”も含めて1万4千施設を超えるまでに増加し定着している。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を占う(3)
~新機軸として在宅専門クリニックの導入
7月29日に開催された中医協「入院医療等の調査・評価分科会」では、「地域包括ケア病棟入院料」の今後のあり方に関して、幾つかの論点が提示された。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を占う(2)
~プラスに転じるキーワードは、「在宅復帰」、「退院支援」、「退院調整」と「介護との連携」
具体的な診療報酬項目の内容について、個別に検証したい。2010年の診療報酬改定で創設され、より高度急性期を目指す医療機関を評価した「総合入院体制加算」(入院基本料の加算)は、14年改定で上位ランクの(I)240点と、従来通りの(II)120点の二段階になった。 ・・・もっと見る
2016年診療報酬改定を占う(1)
~人口急減時代を見据えての制度改正の行方~
8月27日に(公社)日本医業経営コンサルタント協会兵庫県支部は尼崎市で、ASK診療報酬研究所所長・中林梓氏を講師に迎え、「抑制策が見えてきた平成28年度診療報酬改定、その大胆予測と病院経営対応策」と題するセミナーが開催された。 ・・・もっと見る
診療所マネジメント実況中継
~医療経営の要諦を10分で押さえられる
医療経営のキーポイントを10分で押さえる為の話題をお届けします。 ・・・もっと見る
新オレンジプランと認知症社会の到来
国家戦略を先取りした小規模医療機関主導による地域支援
国の推計によると、団塊の世代が全て後期高齢者(75歳以上)になる2025年には、12年時点では約462万人だった認知症の人の数は約730万人となり、高齢者の5人に1人という認知症社会が到来します。 ・・・もっと見る
2014年診療報酬改定でブレーキがかけられた「在宅医療の推進」~“機能強化型”在支診を返上する動きも・・・
14年改定で「機能強化型」在支診に大きなダメージ
2014年4月の診療報酬改定は「在宅医療」を進めようとする診療所にとって、評価の分かれる改定となったように思われる。 ・・・もっと見る
地方再生と病院経営~地方都市で動き出した病院合併・統合・集約化の流れ(下)
同一法人内の病院統合・再編と介護・福祉事業からの撤退
2015年介護報酬改定は基本報酬が大幅に引き下げられたために、減収を余儀なくされる介護事業所が続出している。 ・・・もっと見る
地方再生と病院経営~地方都市で動き出した病院合併・統合・集約化の流れ(上)
マーケット縮小と経営力の高い社会医療法人の戦略
2014年6月、北海道で、わが国では初めての社会医療法人同士の合併が行われた。札幌で両法人の理事長が出席した記者会見が開催されたが、合併したのは釧路に拠点を置く(社医)孝仁会と札幌をテリトリーとする(社医)碩心会。 ・・・もっと見る
介護療養病床の行方(後)
「療養機能強化型」が高齢者ターミナルケアの受け皿に
今回の介護報酬改定で新設された「療養機能強化型A」の算定については、介護療養病床を有する医療施設にとって要件のハードルが高いがゆえに、現段階では同Bの届出にとどまっている施設が多いようだ。 ・・・もっと見る