今月のキーポイント
「かかりつけ医」のハードルを低くした今改定
厚労官僚としては「苦渋の決断」か!
今改定に関する中医協の議論で、かかりつけ医に関しては高機能病院等、「専門医療機関への紹介」機能や「総合的な相談」機能等に対して国民の期待も大きいことから、普及を進める方針は従来と変わらない。 ・・・もっと見る
2018年度診療報酬改定の行方(3)
多様性と寛容な社会実現を目指した社会政策としての側面
各報酬項目の実際の点数や詳細な要件設定に関しては未決定だが、2018年度診療報酬改定・個別改定項目の短冊(1月24日・中医協総会)が明らかになった。 ・・・もっと見る
2018年度診療報酬改定の行方(2)
急性期入院医療
2018年度診療報酬改定は全体では2回連続してのマイナス改定となったものの、医師や医療従事者の技術料や人件費等に当たる「本体部分」は+0.55%と小幅のプラス改定となり、「本体」については2008年度改定から6回連続してプラスが続いたことになる。 ・・・もっと見る
2018年度診療報酬改定の行方(1)
外来診療の新機軸と、有床診療所、療養病床等のこれから
診療報酬の本体部分は僅か+0.55%なので大きな「目玉」と言い切れるような項目には乏しいのだが、全体的に点数が高くはないものの従来には無かった新機軸が数多く織り込まれているのが特徴と言える。 ・・・もっと見る
現状の中医協での議論から見えて来たもの(2)
「働き方改革」とリンクした診療報酬の新機軸とは?
11月中旬から師走にかけて中医協での診療報酬改定に係る議論が活発化してきた。2018年の診療報酬・介護報酬の同時改定はここ1~2カ月が勝負で、「風雲急を告げる」ように制度づくりが慌ただしく進められることになりそうだ。 ・・・もっと見る
現状の中医協での議論から見えて来たもの(1)
外来医療
11月に入ってから中医協での来年度診療報酬改定に係る議論が活発化してきた。11月1日には資料「外来医療その3」が公表され、11月17日には診療報酬基本問題小委員会の取りまとめが発表された。 ・・・もっと見る
避けるべきは「治療の効果性」を具体的に打ち出した医療広告
医療機関ウェブサイトを、初めて「広告」として規定
医療機関のウェブサイトを監視する「医療機関ネットパトロール」事業に関してご紹介させて頂いたが、こうした動きが医療現場にどのような影響を与えるかについて、取材による専門家の意見を反映しながら検証したいと考える。 ・・・もっと見る
入院前或いは入院早期からの退院支援の評価?
現実味を帯びる「入院前支援加算」新設と、医療機関ネットパトロール隊
今回は最近の医療施策として、注目されている2つのテーマについて紹介したい。8月24日に開催された中医協の「入院医療等の調査・評価分科会」では病院の「入退院支援」に係る2回目の議論が実施された。 ・・・もっと見る
平成30年度診療報酬改定・介護報酬改定 議論始まる
報告書が発表され中医協での議論は第2ラウンドに
8月9日、厚生労働省は「平成30年度診療報酬改定に向けた議論(第1ラウンド)の概要」という10ページからなる報告書を発表した。中医協総会における診療報酬改定の議論も助走期間の第1ラウンドを終了し、これから第2ラウンドの検討を進める段階を迎えている。 ・・・もっと見る
地域包括ケア病棟は、個々の病棟機能に応じたメリハリを付けた診療報酬導入か
今年に入り中医協では2018年診療報酬改定に係る幾度かの検討会が実施されてきたが、現状では未だ核心に迫るような具体的項目に関する議論は出てきてはいない。要するに今の議論は助走段階という印象が強い。 ・・・もっと見る